カタオモイ.










2学期も
終わりかけた時。


学級会。





「---それで、学年全体で
理科で育てていたお米を使って
『お米パーティー』
をします♪」


担任はチョークを
手に持って、
「お米パーティー」
と書いた後、
そう言った。





誰も水なんて
あげていないのに
すくすく成長した
あのお米の事か...


---てゆーか
お米パーティーとか
また面倒臭い事を...



私の脳の味噌は
そんな事を考えて終わった。


「お米パーティーの内容
なんだけど、
みんなで飯盒炊爨をして、
食べるの」


「うわ、面倒臭ッ」


思わず呟いて、口を塞ぐ。


別に興味なんて
もっぱらないし、
さっさと終わればいい。
等としか考えていなかった。










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