カタオモイ.
自分1人だけ勝手に
赤面しているなんて
馬鹿らしいじゃん、
って思ってまた赤くなる。
ヤな子だな、私...。
それに私からみて手前に居る
琴音の視線で胸がチクチクする。
不意に、
この嬉しさを友達に打ち明けて
喜びも出来ないんだな...
と思ってまた胸がチクチクした。
---それでも嬉しい。
この想いを
打ち明けられる人
は居ないし、
この恋を応援してくれる人
も居ない。
それでもハルと
一緒になれて嬉しい。
嬉しいよ。
***
その後、同じ係の人と軽く
打ち合わせをする事に。
ハルの席の前へちょこっと座る。