カタオモイ.
第四章 * 恋菓子
冬休みも終わって
3学期に入った。
髪の毛にストレートパーマ、
所謂ストパを当てた。
ハルは気に入ってくれるかな。
胸の衝動を抑えて、
教室に足を踏み入れる。
「う、わあ!!可愛いー」
同性の子達が寄ってくる。
「ありがとお」
お礼を言い、
辺りを見渡す。
ハルはまだ来てないのか。
見て貰いたい気持ちと
見られたら恥ずかしい気持ちが
交差する。
***
始業式が終わって、
愛に声をかけられた。