天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅥ
しかし龍太郎は返事も返さず、少し離れた席にドッカと座る。
「龍太郎君…挨拶しなくていいの?」
「アイツとはライバルだかんな。これからぶん殴り合いをするだろう相手と、肩ぁ並べて飯食うほど、俺ぁお人好しじゃねぇよ」
拓斗の問いかけに憮然として答える龍太郎。
建布都転校初日のやり取りが、まだ尾を引いているようだ。
大人気ない龍太郎流石大人気ない。
そんな彼に苦笑しながら、建布都は納豆を白飯にかけて黙々とかき込んだ。
「龍太郎君…挨拶しなくていいの?」
「アイツとはライバルだかんな。これからぶん殴り合いをするだろう相手と、肩ぁ並べて飯食うほど、俺ぁお人好しじゃねぇよ」
拓斗の問いかけに憮然として答える龍太郎。
建布都転校初日のやり取りが、まだ尾を引いているようだ。
大人気ない龍太郎流石大人気ない。
そんな彼に苦笑しながら、建布都は納豆を白飯にかけて黙々とかき込んだ。