天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅥ
激しいドアの音と共に、屋上を駆け下りていくカリナ。
そのドアに向かって。
「…有り難う…」
龍太郎は合掌する。
…生かされている。
自分はカリナに生かしてもらっているのだ。
だから決して忘れてはいけない。
誰かの命の上に立って生きている事を。
ならば己も、命懸けで強くならなければいけないという事を…。
そのドアに向かって。
「…有り難う…」
龍太郎は合掌する。
…生かされている。
自分はカリナに生かしてもらっているのだ。
だから決して忘れてはいけない。
誰かの命の上に立って生きている事を。
ならば己も、命懸けで強くならなければいけないという事を…。