天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅥ
「俺にゃあ果たさなきゃいけねぇ約束が山ほどあるんだ!体育教師夫婦にも決闘を申し込んでる!死神少女に預けられた食券も一兆万倍にして返さなきゃなんねぇ!小夜にも…小夜にも待っててくれって…絶対俺から迎えに行くって約束したんだ!」
歯を食いしばり、渾身の力を込めて。
「それを守らなきゃ『嘘』だろ!俺ぁ言った事は必ず守るんだ!約束破って『嘘』つき呼ばわりだけは、絶対に御免なんだよっっっっ!」
「…………」
全力に身を震わせる龍太郎の背後。
阿行の動きが止まる。
そして次の瞬間。
( ̄∀ ̄*)ニヒッ
「あ?」
先程までの白面が顔文字お面に変わった事で、龍太郎は阿呆のような表情を晒す。
「お腹空いちゃったよ。わたるんにファミチキ買ってもらおうっと」
ピョンと龍太郎の背から跳ねるように降り、阿行は廊下を小走りに去っていく。
歯を食いしばり、渾身の力を込めて。
「それを守らなきゃ『嘘』だろ!俺ぁ言った事は必ず守るんだ!約束破って『嘘』つき呼ばわりだけは、絶対に御免なんだよっっっっ!」
「…………」
全力に身を震わせる龍太郎の背後。
阿行の動きが止まる。
そして次の瞬間。
( ̄∀ ̄*)ニヒッ
「あ?」
先程までの白面が顔文字お面に変わった事で、龍太郎は阿呆のような表情を晒す。
「お腹空いちゃったよ。わたるんにファミチキ買ってもらおうっと」
ピョンと龍太郎の背から跳ねるように降り、阿行は廊下を小走りに去っていく。