王龍×姫龍
「さっき恵美がさぁ~で~~~したんよ」
「マジ?うけるーあははっー」
「それ思った。ありえんしー」
「もう笑い過ぎ;;
それより桜義の方がうけるんよ?この前ね~」
はぁ…。自分が笑われたからって私を話に出すのやめてくんないかな。
「うっそぉ。桜義うける」
「でしょ~。あれは笑えた」
『ははは。あーあれね』
こうやって面白くもないのに作り笑いしないといけないから大儀いんだよ。
「桜義反応薄い~」
すいませんね。
でも髪が薄くないだけマシでしょ??中2でハゲてたら怖いだろ?
「そんでね~」
疲れる。皆といるの楽しいけど…。自分を作らないといけないから心からは笑えない。
早く帰りたい。帰って寝たいよ…。あ、今日は久しぶりにあそこ行くんだった。
いつものように過ごしているとあっという間に放課後になった。
『皆ごめん。今日先帰るわ』
「え~何で~?」
『用事があるから』
ほんとは用事じゃないけどね。本当の事なんて言える訳がない。
「わかった~。じゃあね」
『うん、バイバイ』
よーし。学校モード終了。疲れた~。
さてと、電話するか。