王龍×姫龍
何なんだこの輝き。和樹って実は天使?本業は天使なの?位は…大天使ってとこか。
私は天使和樹に礼を言い彼方から逃げるように蒼也の横に座った。彼方は蒼也には弱いからね~バーカバーカ。
心の中で彼方を馬鹿にしてたら彼方に思いきり睨まれた。
“ざまぁみろ”
口パクでそう言うと
“死ねクソアマ”
まぁ哀れ哀れ。彼方に勝った気がして嬉しくてニヤついていた。
「…キモい」
蒼也に言われないと多分ずっとニヤついていたと思う。
『蒼也、鋭い指摘をありがとう。今日はたくさん遊んだしもう帰る』
蛙は帰る。なんちゃって。
時代遅れのギャグを脳内でぶちかましていた。
何か横で蒼也が「まだ帰るな」とか言ってたけど結局帰った。
家に帰ると兄ちゃんは見事に仮面ライ…銀メッシュになっていた。
私も髪染めようかな…。
そんな事を考えながら眠りについた。