王龍×姫龍
姫龍


「最近ここらで他の族が暴れてるんだって~」

そういえば最近よく喧嘩してるとこ見るなぁ。

今日は王龍のたまり場には行かず姫龍のたまり場に来てる。

「喧嘩なら他でやれっての。誰の縄張りだと思ってんだ」

確かにここらは姫龍の縄張りだ。さすがに縄張りでの揉め事をほっとくわけにはいかない。

『軽くしめますかぁ』

「蓮愛!?マジ!?あの大儀がり屋で気分屋の蓮愛が自分から動くって言い出したよ!!皆聞いた??」

私一応総長だよ。
皆忘れてない?いくら大儀がり屋で気分屋だからって何もしないわけじゃないんだよ?

「聞いた聞いた。じゃあ蓮愛がやる気になったしさっそく情報集めるわ」

『玲華よろしく』

玲華は情報収集得意だからそう時間はかからない。
―1~2分くらいで全て調べ上げた。もう少しゆっくり調べてくれたらカップ麺作れたのに。

「蓮愛、ここらで暴れてんのはほとんどゴロツキよ。だけど少し鬼虎が関わってる」

鬼虎かーい。強く見せてるだけの中身からっぽ族じゃん。

『じゃあそこらのゴロツキには遥花達行かせて。鬼虎には私ろ彩乃と千夏が行く。玲華は待機。警告だけで喧嘩はするな。そう伝えて』

「了解」

ゴロツキは幹部じゃない子に任せた。鬼虎には一応幹部である彩乃と千夏と行く。

『彩乃、千夏、行くよ』

「「うぃーす」」
< 23 / 74 >

この作品をシェア

pagetop