王龍×姫龍
「おじゃまんぼー」
あれから私達は暇潰しの為に王龍のたまり場に来た。
「よ~。今日鬼虎に喝いれたんだって~?」
「あっ和樹~」
彩乃が湊人の質問を見事にスルーして和樹に抱きつきに行ったから代わりにおじゃまんぼー(千夏)が答えた。
「そうだよ!珍しく蓮愛がやる気になったからね!!」
『私もやる時はやるんだよ』
「蓮愛と千夏何もしてないでしょ」
鋭いとこつきますね、彩乃さん。
ここはあえて返答しないでソファーに座った。彩乃の言葉から逃げたわけじゃないよ?違うよ?
「おい、そこどけろ。そこは俺様の特等席だ」
『えー嫌。動けなうぉっ』
きついきつい!!
空き缶みたいにぐしゃっと潰れちゃう!
『彼方きついっ邪魔』
「邪魔なのはおめぇ…熱くね?」
『は?彼方暑いの?』
彼方は暑がりなのかな。私は…寒い。あれ、熱い?寒いし熱いなぁ。なんかフラフラするし。あっそうか。
『睡眠不足なんだ』
「いきなりなんだよ」
『私きっと睡眠不足だから体が変なんだ。彼方、ここベッドあるよね?借りるね~』
勢いよく立ちあがってベッドがある部屋に行こうとした、が、