王龍×姫龍

私がたまに寄り道する場所。それはたまり場。
だって私、族の総長だもん。村長ぢゃないよ??総長。
でも今から行くのは私の族、姫龍のたまり場じゃなくて和樹達の族のたまり場。違う族だけど仲よしだからね!!

「蓮愛ちゃん着いたよ」

『あ、うん。蒼也降りよ』

「あぁ」

私達は車から降りた。和樹は車庫に車を入れるからいない。

『何か久しぶりで緊張する』

「お前にも緊張何てあるんだな」

今すごく失礼な事言われたよね?私でも緊張くらいするんですけど。

『私でも緊張しますけど何か?』

「別に」

何だよその返事~~!適当過ぎんだろ!!何でこんな適当なの!?あんた適当マンなの??

「早くしろ。遅い」

『あ、ごめん』

蒼也と話すといつも流される。負けてる感じがする…。

蒼也とベラベラ話してる間にたまり場の一番奥の部屋についた。ここは特別な人しか入れない。

「おい、連れてきたぞ」

『皆久しぶぐほっ』

「蓮愛久しぶり!何で最近来なかったの!?超暇で超寂しかったんだけど!!」

『あーごめん。最近眠くて』

私の腹に飛びついてきたこの子は松川千夏。私の族、姫龍の幹部。やんちゃガール。

「眠くてってほんと気分で動くのね」

『まぁねとにかく座ろう』

私はずっとくっついてる千夏をやや引きずりながらソファに座った。いつの間にか蒼也も座ってるし。

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