王龍×姫龍
過去と夢と
夢を見た。
誰かが、泣いている私の手をひいて歩いてる。
嗚呼、またあの夢か。そう思った。けど違った。
私の手をひいていた人は
―――スッ…いきなり消えた。
かわりに手が生暖かい液体のようなものに覆われた気がしてふと、自分の手を見た。
『ひぃっ…!』
真っ赤な血が私の手を染めていた。手だけではなく足や服にも血がついていた。
誰の、血?
誰かが、泣いている私の手をひいて歩いてる。
嗚呼、またあの夢か。そう思った。けど違った。
私の手をひいていた人は
―――スッ…いきなり消えた。
かわりに手が生暖かい液体のようなものに覆われた気がしてふと、自分の手を見た。
『ひぃっ…!』
真っ赤な血が私の手を染めていた。手だけではなく足や服にも血がついていた。
誰の、血?