君の八重歯

そんな日々が
ずっと続くと思ってた。

翔太と結婚すると
本気で思った。

翔太とキスをした。

このままあと何度
キスするのかなと思った。

翔太は
いつも私を笑わせた。

自分はたまにしか
笑わないくせに。

愛されていた。

同じ部の人に
いつものろけていたらしい。

そんな姿
みせないくせに。

愛していた。

これまで、これからも
ないほどに。

なのに翔太は
いつも余裕ぶって。

ずるいよ。
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