君の八重歯

翔太がいて
当たり前に幸せだった日々

いい匂いのする
大きな背中を追いかけて
いつも
半歩後ろを
手をつないで歩いた道

ご飯を食べたファミレス
マクド
歌いまくったカラオケ
ジュース半分ずつにしたコンビニ

全部鮮明に覚えてるのに

記憶は残っているのに

「記録」はどんどん薄れてく

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