琥珀色の誘惑 ―日本編―
「私は検分するだけで、先に味見はできぬ。だが……殿下の後で楽しませて貰おう」
サファイヤブルーの瞳が舞の眼前で冷たく光り、彼の指が舞の太腿に触れた――その時だ。
舞は思い切りヤイーシュを蹴り上げた!
特に、狙って蹴った訳ではない。
だが、重要な部分を蹴られ……ヤイーシュは股間を押さえてベッドの向こうに転げ落ちる。
「娼婦の分際で……許さぬ」
ヤイーシュは呻くように言うと、ベッドサイドのテーブルに置かれたナイフを掴んだ。
それはジャンビーアと呼ばれるアラビア風の短剣だった。両刃の剣先が反り返ったもので、革製の鞘に収まっている。
彼がその柄をグッと握った瞬間、扉が大きく開いた。
サファイヤブルーの瞳が舞の眼前で冷たく光り、彼の指が舞の太腿に触れた――その時だ。
舞は思い切りヤイーシュを蹴り上げた!
特に、狙って蹴った訳ではない。
だが、重要な部分を蹴られ……ヤイーシュは股間を押さえてベッドの向こうに転げ落ちる。
「娼婦の分際で……許さぬ」
ヤイーシュは呻くように言うと、ベッドサイドのテーブルに置かれたナイフを掴んだ。
それはジャンビーアと呼ばれるアラビア風の短剣だった。両刃の剣先が反り返ったもので、革製の鞘に収まっている。
彼がその柄をグッと握った瞬間、扉が大きく開いた。