琥珀色の誘惑 ―日本編―
『ヤイーシュ、貴様、この女の身体に触れたな』
『マ……イ? まさか……ミス・マイ・ツキセ』
その声はあまりのことに震えている。
ミシュアル王子はヤイーシュの許に歩み寄り、その手から短剣ジャンビーアを取り上げた。
ああよかった、と舞がホッとしたのも束の間。
なんと、王子自身がその短剣を抜いた!
反り返った銀色の刃が、シャンデリアの光を吸い込むように集めた。
『この女に手を上げたか? 身体に触れたか? 返事をしろ、ヤイーシュ』
『殿下……私はいつもと同じようにしようと』
『言い訳は聞かん。答えよっ!』
舞の目の前で、ミシュアル王子はヤイーシュに喉元に刃を突きつけた。
『マ……イ? まさか……ミス・マイ・ツキセ』
その声はあまりのことに震えている。
ミシュアル王子はヤイーシュの許に歩み寄り、その手から短剣ジャンビーアを取り上げた。
ああよかった、と舞がホッとしたのも束の間。
なんと、王子自身がその短剣を抜いた!
反り返った銀色の刃が、シャンデリアの光を吸い込むように集めた。
『この女に手を上げたか? 身体に触れたか? 返事をしろ、ヤイーシュ』
『殿下……私はいつもと同じようにしようと』
『言い訳は聞かん。答えよっ!』
舞の目の前で、ミシュアル王子はヤイーシュに喉元に刃を突きつけた。