恋愛音痴




あたしは
怠い体を無理矢理起こして
洗面所に向かった

顔を洗って髪を整える


今日は日曜日だから、
ラミはタツヤん家で
ラブラブしてんだろーな





準備ができたあたしは
着替えて亮介の家に向かった



「琉希おっせーよ!」

『あははWwww』

「琉希〜待ってたんだから!」



みんなすでに
亮介の家に来ていたから
そのままゲーセンに向かった



煙草の煙、きつい匂い
うるさい音、



「おらおらおら〜!」


みんなゲームに夢中だ





「ね〜君、一緒にドライブ行かない?」

『…え?』

「おっ超可愛いぢゃーん!」

「こっちこっち!」



突然話しかけてきた人達に
無理矢理腕を引っ張られて
外に連れ出された



『ちょっ…だれかっっ!』


大声で叫んだって
ゲームセンターには爆音が流れていて
聞こえるはずもない


「名前教えてよ〜」


腕痛いつーの!



『だれかっ!痛いってば!』

「ごめんごめん〜ぢゃこっち来てよ」



そゆ問題じゃないっ!
あたしは必死で抵抗していた

しかも男3人対あたし1人って
おかしいでしょ



「……琉希」

『あ!蓮紅!たすけて!』

「れ、蓮紅さん!!」


ゲーセンから運よくでてきた蓮紅
その蓮紅をみて驚く男達






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