恋愛音痴
男なんて信じらんない
初めましてで告白してきて
好き、なんて可笑しいでしょ?
そんなすぐに好きになるはずがない
だから、もう恋愛なんてしない
「ルキ、はやく行こ!」
『あ、うん!』
あたしとサナは校舎の中に入った
中学校とは違って
綺麗な校舎に胸が高まる
あたしがこの学校にきた理由は
実は、もう一つある
亮介と小学生の時した
約束を果たすため
亮介は、幼なじみ
親同士まで関わりないけど
よく遊んでた
小学校の時
あたしが転校して離れた
はっちゃけてた亮介はバイクで
あたしの乗った車追いかけて
その変わりに
警察に追いかけられてたっけ(笑)
あの頃は楽しかった
あたしのお姉ちゃん、ラミと
あたしのお兄ちゃん、セイタと
よく4人で遊んだ
中2だったラミ達は
小6のあたし達を可愛がってくれた