恋愛音痴
その後あたしは
外にいるのが辛くなって
家に帰ることにした
『ごめんよ…ありがと』
「水分とれよ!」
顔色が悪いあたしを心配して
亮介はわざわざ家まで送ってくれた
「琉希?大丈夫ー?
んー…軽い熱中症ね…」
家にいたラミが
早めに帰宅したあたしを心配して
ポカリを持ってきてくれた
『…ありがと』
「ちゃんと寝なよー」
心配そうな顔で
あたしの部屋をでていくラミ
心配かけちゃったな…
ラミに心配かけちゃだめなのに、
あたしはタオルケットを
被って眠りについた
ひんやりと
冷たい空気が流れる部屋の中で
あたしは疲れていたのか
あっというまに熟睡していた