恋愛音痴





『たっだいまああ!』


いつものように家に帰ってきた
今日は少し元気に帰ってきた


「おかえりー今日は早いじゃん」
 風呂はいりなよ〜」



家にはあたしより
ラミが先に帰ってきていた



「琉希〜またラミに似てきたか?」



ソファーには
ラミの彼氏のタツヤが座っていて
遊びにきているみたいだった

タツヤとラミは
もうすぐ付き合い始めて
3年でその記念日結婚する
お互い18才だからいーなあ…



『ラミに似て綺麗になったでしょ〜?』


なんて言ってあたしは笑ってみせた

あうたびにタツヤとはふざけてる
タツヤはあたしが自分の妹みたいに
可愛がってくれるんだ



「綺麗なったけど色気がないな」

『ふんっ
 どーせ恋愛経験ないですよお』



あたしが一番気にしてる事なのに…

タツヤはあたしを見て笑い
ラミはそんなタツヤを見て笑っていた

大人の色気なんてこれっぽっちもない
恋愛経験も浅く少ない(笑)

救いようのない恋愛音痴





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