メランコリック


教室に入るとまだ数少ないが知らない顔がいっぱいいた


れいらは仲のいい友達を見つけたのかギャハギャハと笑いながら行ってしまった

一人になったことにまた不安がます


(ま、まずは席に座ろう…)

黒板をみると出席番号順に座るよう書いてあった


私の番号は26番。窓側から2番目の一番前だった


「うっわ最悪だこの席…。よりによって一番前的な…」


(しかも黒板めっちゃ真ん前じゃん!もうやだ!!)


今日は運が悪いのか…なんて思いながら机に顔を埋めた


「瑞季ちゃん…だよね?」

その時一人の女の子に話しかけられた


(あっこの子は確か…杉村曖香…?だったっけ…)


小学校は同じではあったが一回も同じクラスにはならなかったためほとんど初対面だった
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