この男、偽装カレシにつき
どうする、チエ。
素直に負け(?)を認めて『カノジョ』を解約するか、しらばっくれて側に居続けるか…。
ダメだ。
この呂律の回らない舌で、上手に逃げ切れる自信はナイ。
「負けました…」
がっくり肩を落とす私に、橘センパイはぶはっと吹き出した。
「何じゃそら」
「(悔しいケド)好きみたいです」
我ながら何てグダグダな告白。
「ていうか、センパイはどうなんですか?」
このままじゃ終われない。
どうせ振られるなら好き勝手言ってやる。
「センパイだって私のこと、少しは好きなんじゃないんですか?」
いつもなんだかんだ言って優しいじゃん。
キスだって何度もしてくれたじゃん。
いくら女タラシでも、女子全員に対してそうじゃないことくらい分かってるんだから。
素直に負け(?)を認めて『カノジョ』を解約するか、しらばっくれて側に居続けるか…。
ダメだ。
この呂律の回らない舌で、上手に逃げ切れる自信はナイ。
「負けました…」
がっくり肩を落とす私に、橘センパイはぶはっと吹き出した。
「何じゃそら」
「(悔しいケド)好きみたいです」
我ながら何てグダグダな告白。
「ていうか、センパイはどうなんですか?」
このままじゃ終われない。
どうせ振られるなら好き勝手言ってやる。
「センパイだって私のこと、少しは好きなんじゃないんですか?」
いつもなんだかんだ言って優しいじゃん。
キスだって何度もしてくれたじゃん。
いくら女タラシでも、女子全員に対してそうじゃないことくらい分かってるんだから。