この男、偽装カレシにつき
「だいたい、『お前がいればカノジョはいらない』とか。
『俺のカノジョでいろ』とか。
そんなこと言うのズルイですよ」
センパイにとっちゃただの冗談でも、恋愛初心者の私にはいちいちクリティカルヒットなんです!
悔しいけどときめいちゃう、こっちの身にもなれっつーの!
「おちょくるのも、いい加減にして下さい」
そこまで一気にまくし立ててハタと気付く。
しまった!
ついボルテージが上がりすぎて、告白というよりむしろ逆ギレしてしまった!
なのに橘センパイはさっきから何も言わない。
ちょっと、何か言ってよ。
いつもは腹立つくらいに突っ込んでくるクセに。
何も言ってくれないと調子狂うじゃん。
『俺のカノジョでいろ』とか。
そんなこと言うのズルイですよ」
センパイにとっちゃただの冗談でも、恋愛初心者の私にはいちいちクリティカルヒットなんです!
悔しいけどときめいちゃう、こっちの身にもなれっつーの!
「おちょくるのも、いい加減にして下さい」
そこまで一気にまくし立ててハタと気付く。
しまった!
ついボルテージが上がりすぎて、告白というよりむしろ逆ギレしてしまった!
なのに橘センパイはさっきから何も言わない。
ちょっと、何か言ってよ。
いつもは腹立つくらいに突っ込んでくるクセに。
何も言ってくれないと調子狂うじゃん。