この男、偽装カレシにつき
センパイの唇の感触が、私のカラダをゆっくりなぞりながら下降していく。


キスされる度、コンプレックスだった小さい胸やくびれのないウエストも、愛しいと言われてる気がするのはなんで?


目は口ほどに物を言うらしいケド、センパイの場合、それは目じゃなくてキスなのかな。


いつも暴言ばっかで、私のこと好きなのか疑ってたケド、嘘じゃないって言われてる気分。


純ちゃんの意見にまるっと賛成なわけじゃないケド。
百戦錬磨のセンパイがこんな風に大切に扱ってくれるなら、ショジョ喪失も悪くないかもしんない。


なんて、センパイに(強引に)手を引かれてオトナの階段を上りかけたトキ。


あれ、ちょっと待てよ。
今日どんなパンツ履いてたっけ?!


急遽、生活感丸出しの大問題が頭の中に浮かんできた。
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