この男、偽装カレシにつき
なんだ、知ってんじゃん。


なんてポテコの知名度に感心するも、映画館で食べるのに向いてないのも事実。


今さら、指輪と間違えた(?)なんて言えないし。


この際、ビッグサイズのポップコーンでもリクエストしようかな。
なんて自暴自棄になりかけたとき。


「これなら音が出ないから、代わりに嵌めとけ」


センパイはそっと私の手を取ると、指にキラキラ輝くポテコを嵌めた。
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