この男、偽装カレシにつき
私は慌ててその場にしゃがみ込む。
なぜ、そんなとこにっっ?!
ていうか。
急に視界に入って来ないでよ。
油断してたから、心臓に悪いっつーの!
突然しゃがみ込んだ上に、ブツブツつぶやく私を見て、純ちゃんが眉を潜める。
「挙動不審」
マズイっっ!
大野センパイを選ぶなら、きちんと責任持てって言われたのに。
橘センパイを見てこんなに動揺してんのが純ちゃんにバレたら、絶対に説教をくらってしまう。
「む、虫!
虫がいたから驚いちゃって」
虫は虫でも、悪い虫だケド。
なんて余計なことは言わないようにしなきゃね。
「…ふーん」
純ちゃんはイマイチ腑に落ちない顔をして鼻を鳴らすと、日誌に視線を戻した。
なぜ、そんなとこにっっ?!
ていうか。
急に視界に入って来ないでよ。
油断してたから、心臓に悪いっつーの!
突然しゃがみ込んだ上に、ブツブツつぶやく私を見て、純ちゃんが眉を潜める。
「挙動不審」
マズイっっ!
大野センパイを選ぶなら、きちんと責任持てって言われたのに。
橘センパイを見てこんなに動揺してんのが純ちゃんにバレたら、絶対に説教をくらってしまう。
「む、虫!
虫がいたから驚いちゃって」
虫は虫でも、悪い虫だケド。
なんて余計なことは言わないようにしなきゃね。
「…ふーん」
純ちゃんはイマイチ腑に落ちない顔をして鼻を鳴らすと、日誌に視線を戻した。