この男、偽装カレシにつき
しばしの沈黙の後。


「ズルくねーだろ。
これからはお前一人に絞るんだから」


センパイはそう言って私の手を掴むと、もう一度ベッドに押さえつけた。


えーと。
それって、つまり。
これからは私だけってこと?


最初の女ではないケド、最後の女ってこと??


ズキューンっっ!!
センパイのハートの矢が胸のど真ん中に突き刺さる。


ヤ、ヤバイ。
だいぶグッと来たーっ!


「だから早くヤらせろ。
こっちはとっくに限界超えてんだよ」


センパイが、いとも簡単にブラのホックを外して。
私のちょっぴり(?)貧相な胸にキスをしようとした瞬間。


「ちょ、ちょっと待ったーっ!」


私は再びセンパイを押し退けた。
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