この男、偽装カレシにつき
「今まで散々、私に早くエッチしろってけしかけて来たクセに…」


あれは何だったのよ。
私は恨めしげに純ちゃんを見る。


てっきり、純ちゃんはとっくにショジョを卒業してて。
私をオトナの世界に手招きしてるもんだとばかり思ってたのに、違ったのね。


「興味あるけど怖いじゃん。
だから先にチエに試してもらおうと思って。
ちょうど橘センパイみたいな最適な相手もいたしね」


って、おーい!
私は実験台かーいっっ!!
なんて。


純ちゃんがこういうヤツだって分かってたから、今更突っ込む気にもなれないわ。
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