この男、偽装カレシにつき
「こんなとこで、そんなこと言うなんて!
信じらんない!!」


私が真っ赤になって叫んでも、センパイは悪びれる様子もない。


「事実だろうが」


たたたた、確かに。
浮かされた意識の中で、そんなことをしてしまったような気がしないでもない…じゃなくて!


元はといえば、センパイが18禁のエロテクばっかり繰り広げてきたせいじゃん!


恋愛初心者相手に大人気ないっつーの!
なんて、膨れていると。


「おかげでこっちは寝不足なんだよ。
責任取って付き会え」


センパイは不機嫌そうにそう言って、私の腕を掴んで歩き出した。
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