ダブル☆ラブ☆ゲーム
もともと恋愛に没頭するタイプでも



一喜一憂するタイプでも



周りが見えなくなるタイプでもなかったのに



今では友達にその話題が出ないように気を使わせている自分がここにいる。




このまま特に恋愛もせず



青春を満喫せず



ただなんとなく卒業するんじゃないのかなぁって



未来に夢も希望も持てなくなってしまった。



だけど



そんな私にまたしても恋愛に悩まされる日々が来るなんて本当に思ってもみなかった。



今思うと幸せな悩みだったなぁって思える。




温かくて悲しくて
寂しくて嬉しくて




私の人生にほんのり優しい光がスポットライトのように照らされている瞬間だった。





それは本当に激しくも温かく柔らかい夏の日差しのような光だった。


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