ダブル☆ラブ☆ゲーム
それ以上の言葉に詰まっていると



「席につけー」



タイミングよく先生が教室に入ってきてくれた。



・・・助かった。



クミが真哉に「またね」と声をかけて席へと戻っていった。



私もくるりと前を向いてこれ以上話かけてこないでと願った。



でも後ろに真哉がいるという事実が背中にスゴイ意識を集中させる。



なぜか微動だにできない。



普通に普通にと思えば思うほどできなくなる。



なんで同じクラスなんだろ。



てかお酒の力って怖い。



こんなただのクラスメイトである私と真哉の間に間違いを犯させるんだもん。



こうして教室にいるとまるで夢の中の出来事な気がするよ。



真哉は覚えているのかな?



私達が・・・・キスした事。
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