雨模様
「あたし…高島君のことが好き!」


「…………え?」


「え…あっ!!!」


言うつもりのなかった言葉に、自分自身も驚く。


「……え…」


突然の告白に呆然としてる高島君。

恥ずかしくなって下を向く。





「……ごめん…」




「え?」


「ごめん!!今のなし!!じゃあね!」


本当に恥ずかしくて、このなんとも言えぬ空気の場をさりたくて。


あたしは、今告白したばかりの相手の前から走り去った。

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