雨模様
ゴソゴソと自分のカバンを漁る。


「これ、渡すの忘れてた」


「それ…ノート…」


「うん。おせっかいかもしれないけど…こういうのは、持っておいた方がいいよ?」


「…うん、ありがとう」


「…………」


受け取って、カバンに押し込んでいると高島君が声を出す。
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