雨模様
“高島くん”は、私と同い年の中学生3年生。

サッカー部の部長で爽やか系で頭もよくって…。

「やっぱりモテるねーっ」


「何呑気に言ってるのっ?奈月好きなんでしょ?高島くんのことっ!」


そう、あたしはその『人気者の高島くん』のことが好きなのだ…。

「別に好きだけど…見てるだけで良いっていうか…」


「バカ!ほら、行くよっ!」


深紅はあたしの手を引いて高島くんがいるとこへ走り出す。




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