命魂ハンター(ライフソウルハンター)


「あの一ついいですか?
この国の住人が少ない気がするんですけど…。」


なみの言う通り、集まっている住人の数も少ない気がした。

それに昔に比べると活気がないように感じていた。


「リズとラズに…連れ去られました…。」


長の答えに3人は絶句した。

悪死魔が人間を連れ去るとゆうことは、奴隷として使われるか喰われるかのどっちかでしかないからだ。


「長様!!リズとラズがもうじきここに来ます!!」


突然ドアが開き住人が血相をかえて言った。住人たちはあわてているようだった。


「お姉ちゃんたちここに隠れてて!」


アルに言われ、3人は空き部屋に入り身を隠した。

しばらくするとリズとラズがやってきた。


「やっほー!お待たせ!いつものようにお金払って♪」


「払えなかった奴は連れて行く。」


「そうゆうことか…。
お金を払えなかった住人を連れていき
食べるか使うかしてるんだろうね…。」


リズとラズは金のためなら手段を選ばない。

魂を食べるにも手段を選ばないと言うウワサがある。


しばらくすると二人が帰って行き、部屋から出ることができた。


「毎日払っているんですか?」


話によると週1程度で払っているようだった。

最初はほぼ毎日だったため、お金が払えず、連れ去られていった人がたくさんいるらしい。


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