命魂ハンター(ライフソウルハンター)
えなが目を覚まして2日後の夜中。
えなは眠れず部屋から外に出て、窓から見えていた海に向かい、砂浜に座った。
「はぁ……。」
「えな…?」
うしろを振り向くと柚柳が立っていた。
「柚柳…。」
「どうしたんだ?こんな夜中に…。」
「ちょっと…眠れなくて…。」
「そっか……でも本当にそれだけ?」
目を覚ました日からえながあまり笑っていないことに柚柳は気づいていた。
えな自身も普通に過ごしたり笑えたり出来ず悩んでいた。
「柚柳にはお見通しなんだね…。
リズの言葉が頭から離れないんだよね……。
役立たずって言葉が…。」
えなは今にも泣きそうな顔をして言った。
するとそれを見た柚柳はえなの腕を引っ張り抱きしめた。
「ちょっ…柚柳!?」
「えなは役立たずなんかじゃないよ。
それにそうゆうことを本当に思ってるなら、一緒にいないよ?
大丈夫だから。そんな悩まないで?」
えなは柚柳を見た。柚柳は優しく微笑んでいた。