命魂ハンター(ライフソウルハンター)


「ねぇ…何で敬語使うの?
それに…雪李様って何で呼ぶの?」


「当たり前です。雪李様は姫で私たちは付き人兼護衛人ですから。」


4人は雪李の前では敬語を使い、膝をつくようにもなっていた。


その態度がいやで雪李は何度も何度も宮殿を抜け出した。


「なぁ…智憂。

ずっとこのままの態度で過ごすのかよ。」


千羅が智憂に不満そうに言った。


「しょうがねぇだろ…。」

「そうだけど…雪李は嫌そうだよ?」


星樹が少し困ったように笑って言った。

4人は雪李が嫌そうにしていることをわかっていたが、どうしたらいいかわからなかった。


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