君がくれたもの


「何でそう思うの?」


俺がそういうと

「だって、家にいないもの」

嘘くさい笑顔で笑う


「・・・仕事?」

「・・・さぁ?そうかもしれないし、違うかもしれない」


ちょっと、どこかをにらみながら言う

「・・・そっか。」

「これでも家に帰れっていうの?」

「・・・家じゃなくても、友達の家とか・・・、風邪がわるくなっちゃうよ」


俺がそういうと


愛莉はくすっと笑って

「じゃぁ、先生の家においてよ」


そういった


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