君がくれたもの


「大丈夫だよ・・・」


俺は、なんだかよくわからないまま答えていた


そうすると女の子はへにゃっと笑って

「よかったぁ」


そういって、俺を持っていた傘に入れた


彼女には釣り合わないほど


大きな傘は


俺と彼女二人でちょうどいいくらいだった


「・・・ありがとう。君親は?」

俺がそういうと

「親?ママとパパのこと?」

そう聞いてきた

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