Bitter Chocolate.






「 よかったら送っていこうか? 」


「 ・・・・だ、・・いじょ・・ッ 」






”帰る”
帰ったら、龍弥がいて、
また喧嘩しちゃうのかな・・?







”大丈夫です”
そう言おうとしたら、
止まっていた涙が再度
溢れ出した。








「 ・・・何か、あった? 」


「 え・・・? 」


「 いや、苦しそうだから 」







苦笑したあと、彼はあたしを抱き上げて
助手席に乗せた。











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