Bitter Chocolate.
「 綾川さんっ・・・ありがとうございました! 」
「 またいつでもおいで、麗華ちゃん 」
深く頭を下げていたら
再度腕を引っ張られて
あたしは龍弥のバイクに乗せられた。
「 ど、どこいくの・・・? 」
「 さっきの香水の女んとこ 」
”嫌だ”と降りる前に
バイクは走り出して、
龍弥の腰に回した腕に
ぎゅっ、と力を入れた。
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