願わくば。
変わってないとこも多かったんだね。
好きだよ。大好きその笑顔。
だから、かかわりたくなかった。
確かに、今の彼と出会うことはできた。
でも…
見つけてもらってはいない
「…はぁ…」
「ゆい」
「…、しず」
「ゆい、泣いちゃダメ」
屋上の空を見上げていると、しずが頭を撫でてくれる。
…この子も、思い人がいるのにね。
もう、うまくいってるけどさ
「…しずぅ…」
「うん」
「…やっぱりわたしは…
どうしたって彼が好きみたいだ」
この思いは、少し離れただけでは消えないのだ
.