願わくば。
「おぉーすごーい」
「ねえもうコイツ殺っていいかな?殺っていいよね?殺らせてくださあああああああい!!」
「おれは殺られるよりヤるがわだよー?」
「もう頼むからマジ死んでくれよ」
「テヘ」
そのにこっと笑う笑顔嫌い。
偽って隠しているようなその顔が…嫌い
「……はあ」
「まだ怒ってんのー?」
「……もういいよ」
そしてチャイムがなったから席を立つと、腕をつかまれた。
「何処行くの」
「トイレだよ
離せ変態」
私はその場から逃げだした。少しの嘘を隠して
トイレっていいながらの屋上―
サボリサボリきゃふぅ
なんてね。一人になりたいときによくここにきて私は空を見ていた。
これは昔からの私の癖。
「もー…やだ」
そうして寝転がって眠りについた。
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