願わくば。
聞きたくない、イタイイタイ
ごめんなさい、もう少し、もう少しだけ時間をください
「…雨夜…、私さ、黒板見えないから席変わってもらうの
だから授業中おしゃべりできなくなるね」
「俺も移動する」
「あほか」
しずかに鞄をしまい笑うと、彼は目を見開いた
「ごめんねー」
私は強くない、もう疲れた
思い続けることも思われてると信じぬくことも
いつ、アナタは記憶にフタをしたの?
そして、時は流れる
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