406号室と405号室の2人。









「いとこの清が居候することになりました」



「…は」



「6ヶ月間、新しい家族ができました」



「……」



「何も話さないってことは反対しないってことでいーのね」




お母さんは笑顔でケーキに手を出す。



覚悟していた気持ちが一気に流された。





「なーんだ」


安心した。



「そんなことなら普通に言ってよね」



もう1個食べよう。





「そんなことって…嫌じゃないの?」



「なんで嫌なの?」



だっていとこの清だよ?


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