406号室と405号室の2人。
「…それってもう決定したことなのかよ?」
「う〜ん…たぶん」
「…マジかよ」
居候って言ったって親族でしかも俺たちと同級生の男。
もし…もし、今お互い相手をなんとも思ってなくても
つぐみかその清という奴…どちらかが相手に好意を持ったら……
「やばくね?」
「ん?なんか言った?」
「……つぐみは何も思わねーの?」
「なにが?」
「なにがじゃねーよ…お前は清が一緒に住んでもいーのかよ」
「別に?いとこだし何とも思わないかな」
「そっか…」
今さっきまでつぐみのいきなりの言葉に興奮してたけど、俺とは正反対な普通な態度のつぐみを見て一気に興奮していた気持ちが冷めた。