ギャルバン!!! 2nd The Re:Bandz!!!!
彼らと話す時はいつもこんな感じだ。





やたらと絡んでくるルキに冷たくするマリオ、落ち着いたツッコミを入れるアレク。





今でこそこうして話ができるけど、今の事務所に入ったばかりの頃は顔を合わすのでさえ嫌だった。





ミクを傷付けたアイツがいたバンドなんてと思っていた。





けれどアイツはワタシが事務所に所属する頃にはもういなかった。





理由を聞く気にも、聞きたくもなかったからそれ以上は知らない。





「リンナさん、お疲れ様です」





マコモちゃんに聞けばわかるかもしれない。





彼女は持っていたストールをワタシの丸出しの肩にかけてくれる。





「お疲れ様。ありがと」





「リンナさん。あちらにナリタサヤカさんとプロデューサーの小塚マリコさんがお待ちです」





その視線の先にディレクターと話をしている2人が見えた。





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