ギャルバン!!! 2nd The Re:Bandz!!!!
「母は、バンドが嫌いなんでしょうか?」





それはワタシの疑問だった。





面と向かって聞けはしないけれど、エル達とバンドを組んだ時、賛成はしていなかったはずだ。





「どうでしょうね。私達が解散するきっかけを作ったのは彼女だから、嫌いなのかもしれない。アナタの時はどうだったの?」





「賛成はしてなかったと思います」





「そうなのね。―――もう3年くらい前かしら? ライブ映像見たわ。ネオミィのイベントと学祭の映像」





「ありがとうございます。でも今は活動休止してます」





「知ってるわ。ギターの子が私の学校にいるから」





「エル―――相倉エル、ですよね。この前、バンドコンテストに出たってメール来ました」





「今はラッドナクスってバンドのサポートメンバーをやってるわ。彼女達ね、メジャーデビューするのよ。エルさんは、どうするんでしょうね?」





「エルは………ワタシ達と一緒にまたバンドをやってくれると思います」





「どうして?」





「そう思いたい、というのがワタシの願いだからです。個人的な、ですけど」





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