ギャルバン!!! 2nd The Re:Bandz!!!!
撮影で疲れ果てていたリンナが眠りに就いてから、アタシは静かに二人で寝ていたベッドを抜け出した。
リンナを起こさないように気を配りながらベランダに出る。
そろそろ日付が変わりそうだった。
もう、シュウジは寝てしまっただろうか。
アタシの望んでいた結果ではないけれど、アタシはこれから自分が進む道を決めた。
だから、ちゃんと言葉で伝えたかった。
充電の切れそうな折りたたみのケータイが急に古くさく感じた。
何度同じ操作を繰り返したんだろう。
アドレス帳からシュウジの電話番号を見つけ出して、何も考えずに通話のボタンを押す。
蒸し暑い夜風が肌をそっと、けれど不快に撫でていく。
シュウジは電話に出なかった。
きっともう寝てしまったんだ。
就活で炎天下の中、歩き回って疲れているに違いない。
いつまでも夢なんて追わないで堅実に現実的な仕事を見つけようとしているんだ。
アタシは、これからどうなるんだろう。
一年後、三年後、五年後、十年後、どこで何をしているんだろう。
そんな話をいつか四人で話した。
カエデやミクはこんな決断をした私についてきてくれるだろうか。
二人が受け入れてくれないのなら、アタシはヒトリでも進んでいくしかないんだろうな。
もしそうなったら、それはほんとうにアタシがやりたいことなんだろうか。
リンナを起こさないように気を配りながらベランダに出る。
そろそろ日付が変わりそうだった。
もう、シュウジは寝てしまっただろうか。
アタシの望んでいた結果ではないけれど、アタシはこれから自分が進む道を決めた。
だから、ちゃんと言葉で伝えたかった。
充電の切れそうな折りたたみのケータイが急に古くさく感じた。
何度同じ操作を繰り返したんだろう。
アドレス帳からシュウジの電話番号を見つけ出して、何も考えずに通話のボタンを押す。
蒸し暑い夜風が肌をそっと、けれど不快に撫でていく。
シュウジは電話に出なかった。
きっともう寝てしまったんだ。
就活で炎天下の中、歩き回って疲れているに違いない。
いつまでも夢なんて追わないで堅実に現実的な仕事を見つけようとしているんだ。
アタシは、これからどうなるんだろう。
一年後、三年後、五年後、十年後、どこで何をしているんだろう。
そんな話をいつか四人で話した。
カエデやミクはこんな決断をした私についてきてくれるだろうか。
二人が受け入れてくれないのなら、アタシはヒトリでも進んでいくしかないんだろうな。
もしそうなったら、それはほんとうにアタシがやりたいことなんだろうか。