ギャルバン!!! 2nd The Re:Bandz!!!!
「今どこにいるの?」
彼女は心の中にあるモノ全部を吐き出すと、落ち着きを取り戻したようで、長々とすみません、と小さく言った。
「事務所です。でも、私クビにされちゃいました」
「リークしたこと、話したの?」
「話そうとしたら、先に言われました。恩人の娘さんをもうここにはおいてやれないからって。普段は怖そうな社長なのに優しいところもあったんですね」
マコモちゃんはまた涙ぐむ。
「ワタシもあの社長嫌いじゃなかったかな。考え方は尊敬もしてた。ただ、方法は受け入れられないけど」
「はい。そう思います」
「ワタシとマコモちゃんは気が合うよね?」
「はい。だからリンナさんのこと大好きなんです」
思いがけない彼女の告白でワタシはうれしくて彼女を今すぐ抱きしめたくなってしまった。
「マコモちゃん、これはワタシのお願い。―――ワタシの専属マネージャーになって。お給料も同じだけとはいかないかもだけど、ちゃんとお支払いするから」
電話の向こうで、声にならない泣き声が聞こえた気がした。
「………はい。お願いします―――」
彼女は心の中にあるモノ全部を吐き出すと、落ち着きを取り戻したようで、長々とすみません、と小さく言った。
「事務所です。でも、私クビにされちゃいました」
「リークしたこと、話したの?」
「話そうとしたら、先に言われました。恩人の娘さんをもうここにはおいてやれないからって。普段は怖そうな社長なのに優しいところもあったんですね」
マコモちゃんはまた涙ぐむ。
「ワタシもあの社長嫌いじゃなかったかな。考え方は尊敬もしてた。ただ、方法は受け入れられないけど」
「はい。そう思います」
「ワタシとマコモちゃんは気が合うよね?」
「はい。だからリンナさんのこと大好きなんです」
思いがけない彼女の告白でワタシはうれしくて彼女を今すぐ抱きしめたくなってしまった。
「マコモちゃん、これはワタシのお願い。―――ワタシの専属マネージャーになって。お給料も同じだけとはいかないかもだけど、ちゃんとお支払いするから」
電話の向こうで、声にならない泣き声が聞こえた気がした。
「………はい。お願いします―――」